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天狗缶詰株式会社 代表取締役社長 伊藤 圭太郎

缶詰・びん詰・レトルト食品で社会貢献を

天狗缶詰の源流は青果問屋です。大正12年(1923)、創業者・伊藤徳次郎が「農家のみなさまをすこしでも経済的に安定させたい」という思いから保存食の缶詰に目をつけ、起業したのが始まりです。 歴代の経営者は、それぞれの時代の影響を受けながらも、伊藤徳次郎の思いとともに歩んでまいりました。

それから約90年、今では缶詰・びん詰に加えて、レトルト食品の製造・輸入・販売まで行っています。 「缶詰のことなら、どんなことでも天狗が応えてくれる」と、お客さまに安心感をもっていただけるようにもなりました。今後も業務用缶詰・レトルト食品のソリューション企業であり続けたいと考えています。

現在の当社の企業理念は、「食を通して人を幸せにする」です。 社会貢献したいという気持ちは今も昔も変わっていません。 当社が携わる「食」の分野において、これを成し遂げたいと思います。

「人の究極の幸せ」は「他の人を幸せにすること」です。 他の人を幸せにすることに対して、人は最大限の力を発揮します。 社会への貢献に努力することで、自らが奮い立ちます。 一生懸命な行動は良い結果を生み出します。 最終的に、自らも繁栄します。

誰にでも、どんなことにも「真摯に向き合う」

天狗缶詰の理念は、「真摯に向き合う」です。営業マンも、工場で働いている人たちも、事務をしている人たちも、それぞれが仕事に対してまじめに取り組むことです。また、仕入先や得意先との課題・問題については、ごまかしたり、逃げたりせず、積極的に関わり、みんなが納得できるよう話し合いを継続することでもあります。こうした真摯な姿勢を貫くよう努めています。

天狗缶詰の第二の原点は2008年2月に当社が起こした事故です。 当社が学校給食向けに提供した中国産原料のマッシュルーム製品で異臭が発生し、多くの児童が体調を崩されました。 メディアでこの事故がとりあげられ、天狗缶詰を信頼してくださっていた多数のお取引先様にご迷惑をおかけすることになりました。 当社は倒産の危機を経験しました。

騒ぎがすこし収まってから認識したことは、異臭のある原料を製品化してしまった製造の人間にも、そしてお客様を怒らせて事態を悪化させてしまった営業や本社の人間にも、物事に真摯に取組む姿勢が欠けていたということです。

失った信用を回復させるには長い時間が必要です。 直面した現実と真摯に向き合い、信用を回復させる仕事をひとつひとつ積み上げていきたいと思います。

私たち天狗缶詰は、食を通して人を幸せにする企業をめざし、これからも真摯な姿勢で事業に取り組んでいきます。

今後ともより一層のご支援、ご指導を賜りますよう、お願い申し上げます。